皇室

日本の皇室に関する用語を整理してみました【最低限】

日本の皇室に関する用語を整理してみました【最低限】

 

日本の皇室のことって、実はあまり知らなくないですか?

  • 日本は天皇制の国
  • 戦後、天皇は「日本国および日本国民統合の象徴」となった
  • 天皇は憲法に規定された国事行為を行う(内閣の助言と承認が必要)

って、中学校で勉強するにはするけど、それ以上のことについて、学校ではあんまり勉強しないんですよね。

ってことで、「日本の皇室についてあんまりよくわかっていないまま生活している」ってなりがち。(昔の僕です)

 

★★★

 

日本の皇室は今現在、結構重大な問題を抱えています。

なので、皇室関連のニュースが結構多い(単に皇室に興味がある人が一定数いるから、という理由だけではないと思います)

 

ですが、(さっきも言ったように)中学校では「日本の皇室が抱えている問題とその原因」についてほとんど勉強しません

 

なので、20201124日に【「皇女」制度創設が検討されている】というニュースが流れてきた時に、

  • どういうこと?わからーん!
  • 小室さんと関係があるの?
  • ヤフコメでは反対の声が多いからとりあえず自分も反対しとこう!

って感じになっちゃったりしていないでしょうか。

 

実際、Twitterやヤフコメを見た感じ、問題の本質が理解できていない人が多いなっていう印象を受けました。

 

ってことで、このブログで何回か分けて「日本の皇室」について整理しておこうと思います。

まず、日本の皇室に関する用語(←マジでわかりにくい)について。

 

 

皇室とは?

Wikipediaで調べてみると、

皇室

日本の天皇およびその一族の総称

と出てきます。

 

で、202041日現在、天皇と上皇および皇族16名の計18名により構成されているようです。

天皇と上皇は「皇族」ではないんですね。

 

 

皇族とは?

じゃあ、皇族ってどこまでが皇族なのか?ってのが気になるわけですが、これまたWikipediaで調べてみると、こんな感じ。

皇族

日本の天皇の親族のうち、既婚の女子を除く男系の嫡出の血族およびその配偶者の総称。

すなわち、三后(皇后、太皇太后、皇太后)、親王、親王妃、内親王、王、王妃、女王および天皇の退位等に関する皇室典範特例法の規定するところの上皇后の総称である。

 

わからん

いきなりいろんな用語が出てきて、この時点でリタイヤしたくなりそうです。

 

でも!それだとわからないままになってしまうので頑張りましょう。

 

日本の皇室に関する用語を整理してみました【最低限】

天皇と、皇后(天皇の正妻)がいます。

これはOKですよね。

 

 

じゃあ、

親王・内親王とは

何なのか?です。

これも調べてみたところ、

天皇の嫡出の(=婚姻関係にある男女から生まれた)子供

「天皇の嫡出の男子」から生まれた嫡出の子供

のことを、その子供が

男の場合親王

女の場合内親王

と言うそうです。

日本の皇室に関する用語を整理してみました【最低限】

 

ちなみに、親王の配偶者となった人は「親王妃」として、皇族に加わることになります。

逆に、内親王の配偶者となった人は皇族には加わらない。(ここ重要。後述します。)

 

 

次に、

王・女王とは

何なのか?です。

 

これは、親王・内親王よりも離れた皇族のことで、

「『天皇の嫡出の男子』から生まれた嫡出の子供」から生まれた嫡出の子供(=天皇の嫡男系嫡出で三親等以上離れた皇族)のことを、その子供が

男の場合

女の場合女王

と言います。

 

超わかりにくいですね。

例えば、

日本の皇室に関する用語を整理してみました【最低限】

この人(A)が天皇だったとしたら、

 

日本の皇室に関する用語を整理してみました【最低限】

Bは「天皇の嫡出の男子」です。

 

日本の皇室に関する用語を整理してみました【最低限】

んで、Bから生まれた嫡出の子供たちであるCは「『天皇の嫡出の男子』から生まれた嫡出の子供」となります。

 

日本の皇室に関する用語を整理してみました【最低限】

そして、Cから生まれた嫡出の子供たちであるDは、「『天皇の嫡出の男子』から生まれた嫡出の子供」から生まれた嫡出の子供(=天皇の嫡男系嫡出で三親等以上離れた皇族)になるので、「」もしくは「女王」と呼ばれることになるわけです。

 

 

日本の皇室に関する用語を整理してみました【最低限】

ちなみに、王の配偶者となった人は「王妃」として、皇族に加わることになります。

王妃の配偶者となった人は皇族には加わらない。

 

 

そして、皇嗣・皇嗣妃という用語もあります。

 

皇嗣・皇嗣妃とは

日本の皇室に関する用語を整理してみました【最低限】

皇嗣は、皇位継承順位第1位の皇族のことです。

次に天皇になる人、ってことですね。

その人の配偶者が皇嗣妃。

 

 

ここで皇位継承順位っていう言葉が出てきました。

 

皇位継承順位とは

皇室典範っていう皇室について定めた日本の法律では、「今の天皇の後に天皇の位につく皇族」は誰なのか?を、順序(順位)をつけて規定しています。この順序のことを皇位継承順位と言います。

基本的には「継承順位が1位の皇族」が天皇の位を継承します。

その皇族が病気や事故等で継承できない場合は、第2位の皇族が継承することになります(皇室会議が必要)。

 

あらかじめ皇室典範で皇位継承順位を決めておくことで、「次の天皇は誰にするか?」で混乱したり揉めたりしないようにしているわけです。(漫画「ハンターハンター」の王位継承戦編では、14人いる王子に対して皇位継承順位が規定されていないため、争いになっている)

 

ちなみに、202011月現在では、秋篠宮文仁親王が皇位継承順位第1位(皇嗣)です。

 

んで。

ここで「宮」っていう言葉が出てきました。これは「宮家」を意味します。

 

宮家とは

んが、皇室についてよく知らない人が抱く疑問が「宮家って何?」っていう疑問。

実は高校の日本史でも(江戸時代あたりで)「宮家」っていう用語が出てくるんですけど、よくわからないままにしがちなんですよね。

 

宮家っていうのは、皇族男子が独立して生計を立てる際に天皇によって与えられる称号のことを言います(宮家の称号は、宮家の当主で世襲される)

 

これだけだとわかりにくい。どういうことかというと、

 

通常、皇族男子が結婚して独立した場合、その時に宮家が作られます。(独身のまま宮家が作られた例もあるけど)

 

日本の皇室に関する用語を整理してみました【最低限】

だから、この図で言うと、ピンク色で囲ったところ(家)が宮家です。

一番下に書かれている親王はまだ結婚していないし独立もしていないので「宮家」という称号は与えられていません。が、結婚して独立した時には「宮家」の称号が与えられるわけです。

 

 

最後に、皇族の結婚に絡む重要なポイントについて説明をします。

 

皇族女子は、皇族の身分を離れることがある

皇族女子は、天皇や皇族以外の者と結婚した場合、皇族の身分を離れることになります。

 

日本の皇室に関する用語を整理してみました【最低限】

 

一番下に書かれている内親王は、天皇や皇族以外の者と結婚した場合は、皇族じゃなくなるわけです。(内親王と結婚した人は皇族には加わらない)

 

 

日本の皇室に関する用語を整理してみました【最低限】

つまり、皇族女子はどんどん減る可能性があるということ。(皇族女子は「一般人」になれる。)

 

一方、

皇族男子は、(基本的に)皇族の身分を離れることはない

のです。

皇族男子が結婚をした場合は、その配偶者(女性)が新たに皇族に加わることになります。皇族男子が皇族じゃなくなるわけではありません

 

つまり、皇族男子は基本的には減らないということ。(皇族男子は「一般人」にはなれない。一生「皇族」として過ごす。)

 

 

まとめ

以上が、日本の皇室について理解する上での最低限の知識です。

本当はもっと細かいので、「もっと細かく、正確に知りたい!」っていう人はぜひ皇室典範皇室典範を精読してみてください。

 

この知識を踏まえた上で、次回は「日本の皇室が抱えている問題」について整理したいと思います。

じゃ、またねー